新江の島水族館に展示してある「有人潜水調査船 しんかい2000」の写真です。「しんかい2000」は有人潜水調査船で、深海研究に貢献した船です。

ロボットのような3つの窓がかっこいい!第一線で活躍した有人潜水調査船
「しんかい2000」は日本初の有人深海調査船「しんかい」の後継機として1981年に完成した有人潜水調査船で、三菱重工頭造船所で造られました。
最大潜航深度2,000mは今では物足りない数値ですが、当時は大きく取り上げられるほどの性能で、海洋研究開発機構(旧海洋科学技術センター)が所有し運用していました。
当時高性能だった有人潜水調査船「しんかい2000」は、2002年に1411回目の潜航を終えて2004年3月に退役するまで日本周辺の海域を中心に第一線で活躍。
見た目の特徴は、乗員が乗り込む耐圧殻に3つの窓があり海中を見ながら操縦や調査を行うのですが、まるでロボットのような姿なんですよね。
深海研究に多大な貢献をした「しんかい2000」は、現在は新江ノ島水族館に展示されておr、2017年8月に機械遺産第87号(一般社団法人日本機械学会)にも認定されました。

「しんかい2000」DATA
全長:9.3m
幅:3.0m
高さ:2.9m
重量;約24t
最大潜航深度:2,000m
最大速力;3.0ノット
潜航時間:7時間(水深2000m上標準潜航時間:約8時間)
乗員数:3名(パイロット2名・研究者1名)

深海の不思議な世界に興味がある人に
深海生物や地球のしくみなど、海洋研究開発機構の研究者達が研究した様々なことが書かれている本です。
人類は水深19,000mまで到達し、深海の研究はどんどん進んでいます。科学的に掘り下げた深海の世界を是非知って下さいね!

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