目黒セントラルスクエアの建設で使用されていたはマストクライミング方式のクレーンの写真です。高層ビルを建てる時に使っているタワークレーンには2つの方式がありますが、簡単にご紹介しようと思います。

タワークレーンの上り方と下り方を簡単に紹介
ビルを建てるためのタワークレーンが高さを上げていくためには2つ方式があります。1つめは、建物の横にクレーンを建て、建物にクレーンを接続し、マストと呼ばれる支柱を自分で継ぎ足しながら高さを上げていく、マストクライミング方式。こちらの解体方式は、上って行った逆のことをします。1つずつマストを取り外して高さを下げていき地上で解体します。
2つめは、建物の中にクレーンを建て、マストの高さえずに、底面の部分を上のフロアに移動させて高さを上げていく、フロアクライミング方式。こちらの解体方式は、クレーンで中型クレーンをあげて隣にクレーンを設置し、大型のものを下ろします。さらに小型のクレーンを隣に設置し、中型クレーンを下ろします。そしてエレベーターの乗るサイズのクレーンで作業を終えると、エレベーターに乗せてクレーンを下ろします。
ちなみに目黒セントラルスクエアは、大成建設と竹中工務店の共同企業体が施工しており、マストクライミング方式を採用していました。夜の目黒の町の中でとても格好いい存在でした!

タワークレーンの謎についての解説ページ
タワークレーンに興味を持った方は、とりあえず大林組のタワークレーン解説サイトが凝っているので貼っておきます(せっかくなので大成建設か竹中工務店の解説サイトがあればよかったのですが・・・)。

目黒セントラルスクエアは営業中
また、目黒セントラルスクエアは、2017年に工事が完了し、すでに営業をしています。ショップやレストランはもちろん、森の広場という癒やしのスペースもあります。
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