1980年代の通勤線化する前「東急こどもの国線」の懐かしい車両の写真です。
左の電車はデハ7200・クハ7500という東急唯一のアルミ試作車、右の電車は青ガエルで知られる初代5000系電車です。

こどもの国へ行くために作られた路線
東急電鉄のこどもの国線は、長津田駅とこどもの国駅を結ぶ距離3.4kmの路線で、横浜高速鉄道が第三種鉄道事業者、東急電鉄が第二種鉄道事業者になっています。
また現在は通勤電車としても稼働していますが、かつては田園都市線の長津田駅から、1965年(昭和40年)に開園した「こどもの国」へのアクセスの為に作られた路線でした。
こどもの国線の開業は1967年(昭和42年)で、多くの小学生達が「こどもの国線」で「こどもの国」へ遠足に向かったのでした。
そんな「こどもの国」への専用電車でしたが、周辺に住居が増え始めたため途中に恩田駅を新設して2000年(平成12年)に通勤線化されました。
開園・閉園時間にあわせた8時台から18時台に走るダイヤではなくなり、休日の方が多かった本数も変えられ平日の運転本数が増やされました。
恩田駅が出来て通常通勤にも使える電車になったことは当時大きなニュースでしたね。

こどもの国線・3代目の車両はアルミ製の試作車だった
写真の左側のシルバーの電車は「デハ7200」と「クハ7500」を2両編成で運行していました。
見た目は他の東急7200系と同じに見えますが、東急線唯一のアルミ車体で、東急車輌製造がアルミ車両製造技術習得のために作られた試作車でした。
このアルミ試作車である「デハ7200+クハ7500」は、1980年(昭和55年)〜1989年(平成元年)まで「こどもの国線」の専用車両として活躍しました。

混雑時の応援に使われた初代5000系電車
右の緑色の車両は青ガエルでお馴染みの初代5000系電車です。この車両は混雑時に使われていた車両です。
こちらの東急線の青ガエルと呼ばれる初代5000系についてはこちらに記事を書いていますので、興味があれば是非呼んでみてください。

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