農業害虫であるクサギカメムシが桃の実にたかっている写真です。桃だけでなく、草花や野菜などに針を刺して汁を吸います。

果樹などに深刻な被害をもたらすクサギカメムシ
クサギカメムシは果樹などの農業害虫としてよく知られおり、体長は13〜18mmの比較的大型の茶色いカメムシです。
クサギという木によくいることからクサギカメムシとの名前がつきましたが、様々な所で見かける日本のほぼ全国に生息しどこにでもいる虫です。
農業害虫と先ほど書きましたが、クサギカメムシ果樹や野菜などに針を差し汁を吸うため、農作物に被害を出してしまう虫です。
お庭の様々な植物にもたかって養分を吸い取るため、ガーデニングを楽しんでいる方もよく知っているかもしれませんね。
成虫になると果実も好物となり、吸われた果実は吸われた部分はデコボコとなり腐り落ちまてしまう深刻なものになります。

強烈な臭いを放つクサギカメムシ
クサギカメムシは刺激を受けると悪臭を放つことでも知られています。カメムシというと悪臭をまず思い出しますが、クサギカメムシは強烈な臭いを放つ種。
特に北国の冬場などは越冬のために民家に入り込むことも多い衛生害虫なのです。

クサギカメムシのライフサイクル
クサギカメムシは、4月くらいに交尾し、5月下旬から6月くらいに植物の葉の裏側へ28個の卵を塊で産み付けます。
夏には成虫となり、冬は石の下や樹皮の隙間などで越冬。春になると再び出てきて交尾をします。
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