アメリカやカナダの田舎道を走っていると、畑や牧場の中に設置してある機械(ポンプ)があります。これはポンプジャックと呼ばれる石油採掘用の機械です。
油田というと中東の大規模なものを想像しますが、アメリカには小規模な油田もたくさんあるのです。
こちらの「石油採掘装置・ポンプジャック」の写真はカナダのアルバータ州に行った時に撮ったものです。

ピストン運動を繰り返し石油を汲み上げ続けるポンプジャック
畑や牧場、時には町の中に、一定のスピードでゆっくりとピストン運動を繰り返している機械(ポンプ)があります。
この屋外に設置された無骨なポンプユニットは、石油の採掘装置で、「ポンプジャック」「ビームポンプ」「サッカーロッド・ポンプ」など様々な名前で呼ばれています。
「石油採掘装置・ポンプジャック」は、1800年頃に登場し、少しずつ高効率に進化しながら現在に至っています。
なんとも無骨で機械らしいユニットですが、可動部が頭に見えることから鉄で出来た動物のようにも見えますね。
アメリカやカナダの農村部の広大な大地の中で、錆びながらも無人で動いているその姿に私は世紀末感を感じてしまいました!

日本でも「石油採掘装置・ポンプジャック」を見ることが出来る
実は日本でもこのポンプジャックを見ることが出来ます。私はまだ行った事はないので行ってみたいのですが、秋田県にある八橋油田が有名でしょうか。
秋田県の県道72号線沿いの田んぼの中や住宅街の中に設置されています。こんな所で石油を掘っていたなんて驚きですね!
全盛期の1960年前後で国内最大の油田だったそう。ちなみに八橋油田の生産量は213年で16,000キロリットル(10万バレル)で全盛期の1割にも満たないそうです。
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