ツチイナゴの幼虫の写真です。ツチイナゴは茶褐色のバッタですが、幼虫はとても綺麗な黄緑色の体をしています。

成虫で冬を越す唯一のバッタ「ツチイナゴ」
バッタ目イナゴ科に分類されるツチイナゴは、本州、四国、九州、南西諸島に分布しています。
茶褐色のバッタで野原などの草の多い場所でよく見かけ、トノサマバッタのようないかにもバッタらしい姿です。
日本のバッタ類は卵で越冬する種類ばかりですが、成虫で唯一越冬する種類のバッタとしても知られています。
ライフサイクルが普通のバッタと半年違うため、春に卵を産み、夏に幼虫が育ち、成虫は冬の間は枯れ草の下などで越冬するのです。
そのため、10月〜6月あたりまで見ることが出来る成虫は、茶褐色ですがこれは保護色でになっていると考えられています。
逆に夏に見る幼虫は葉っぱの色に近い綺麗な黄緑色というわけですね。
この幼虫の綺麗な色味と可愛らしい目や姿、私はけっこう好きなんですよねぇ。
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