大型クルーズ船のダイヤモンド・プリンセスは、コロナ渦の初期にクルーズ船内でコロナが発生して一躍有名になってしまった船です。

日本で建造された英国船籍のクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスという船を少し紹介したいと思います。

日本発着のクルーズを毎年行っているダイヤモンド・プリンセス

ダイヤモンド・プリンセスは、乗客定員は2,706人、乗組員数は1100人を乗せての航海ができるクルーズ船です。

日本発着のクルーズに毎年使われている船なので、横浜で毎年見る事が出来るお馴染みの船です。

ダイヤモンド・プリンセスは日本の長崎で建造された豪華客船

ダイヤモンド・プリンセスは、プリンセスクルーズに所属している外交クルーズ船です。

船籍は英国ですが、日本の三菱重工業長崎造船所で建造された船でもあるんです。

ホテルを作るようなノウハウが必要な豪華客船の造船は海外勢が強くなったため、三菱重工業が受注した時はとても話題になりました。

造船時のダイヤモンド・プリンセスの火災事故のこと

三菱重工業長崎造船所が命運をかけて請け負った客船建造でしたが、建造中のダイヤモンド・プリンセスは艤装工事中に造船所内で火災を起こしてしまいました。

この4割ほどを焼失し多くの損害も出した事故ですが、実はダイヤモンド・プリンセスは、ダイヤモンド・プリンセスではないんです。

船主との交渉で納期などの関係からサファイア・プリンセスとダイヤモンド・プリンセスの入れ替えが行われたのです。

つまり、サファイア・プリンセスを先に竣工させてダイヤモンド・プリンセスとし、火災を起こしたダイヤモンド・プリンセスは修理後にサファイア・プリンセスとなったのです。

現在のダイヤモンド・プリンセスが火災を起こしたわけではないのですが、名前が同じなのでちょっと分かりづらいですよね。

効率重視のマンション型デザインのダイヤモンド・プリンセス

ダイヤモンド・プリンセスは、現代のクルーズ船らしいベランダ付きマンションのようなデザインです。

海を見ながらホテルのような快適な個室で過ごす旅は魅力ありますよね。

その他、形状としては、効率重視で背後が垂直に切り立って絶壁のような姿現在の豪華客船のトレンドです。

多くの人を乗せつつ快適な空間を提供するために仕方ないと思いますが、私は古い客船の船尾の形状の方が船っぽくて好きです。

新型コロナウイルスで船内隔離が行われたダイヤモンド・プリンセス

2020年、新型コロナウイルスでダイヤモンド・プリンセスは日本でもっとも有名な船となりました。

クルーズ船内で新型コロナウイルスの集団感染が発生し横浜の埠頭に接岸し、船内隔離という方法が取られました。

まだcovid-19が未知のウイルスで猛威をふるっていた初期の頃だったので、みなが手探りで対応していました。

厚生労働省の発表によると、最終的に713人の陽性者を出し、13名が亡くなったそうです。

隔離されて船内は大変な状況になりましが、船をニュースで見ていた人々も不安しかない時期でしたね。

海の魔女をモチーフにした豪華客船・ダイヤモンド・プリンセスのマーク

ダイヤモンド・プリンセスの船名の上のマークは、プリンセス・クルーズマークです。

髪をなびかせた女性で、海の魔女（シー・ウィッチ）をモチーフにしています。個人的にこのデザイン、けっこう好きなんですよね。

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この写真を撮影した大桟橋の場所とクチコミ

大桟橋は夜景の有名スポットですが、客船が停泊していると横浜らしさがさらに出る場所です。