メリーゴーランド、メリーゴーラウンド、カルーセル、回転木馬と呼ばれる遊園地の遊具の歴史について少しかいてみたいと思います。
馬術の練習のために作られたメリーゴーランド
メリーゴーランドは、メリーゴーラウンド、カルーセル、回転木馬とも呼ばれる遊園地の遊具です。
みなさん一度は乗ったことがある遊具であるメリーゴーランドは、この遊具は回転する床にあわせて馬などの座席が上下し優雅な時間を楽しむことが出来ます。
この遊園地の定番アトラクションであるメリーゴーランドは、なんとフランスの騎馬隊が馬術の訓練をするために造られたのが始まりで 、遊具としては1860年頃に蒸気機関を動力にしたものがフランスで作られました。
ヨーロッパ・アメリカへと広がり、日本へは1903年に上陸
1870年代に入ると、この遊具はヨーロッパやアメリカへと広がっていきました。日本にやってきたのは1903年。大阪で開催された第五回内国勧業博覧会にて上陸しました。
豊島園にあった世界最古のメリーゴーランド
メリーゴーランドを当時の技術を駆使して、美術的にも機械的にも昇華させたヒューゴ・ハッセが世界にメリーゴーランドを広めた立役者でもありました。
そのヒューゴハッセが作った「エル・ドラド」というメリーゴーランドは、ヨーロッパ各地を巡業し、渡米。アメリカのフランクリンルーズベルト大統領も楽しんだそうです。
1971年になると「エル・ドラド」は豊島園に設置されました。なんと日本に世界最古のメリーゴーランドがあったのです。
この「エル・ドラド」は、2010年に日本機械学会が定める機械遺産にも認定されており、とても貴重な文化財になっています。
豊島園は閉園してしまいましたが、メリーゴーランドの「エル・ドラド」は、引き取りたい遊園地なども多いそうで、保存する努力はしているそうです。
日本になるのか、米国に戻るのか、どうなるのかは分かりませんが、ヨーロッパ各地、米国、日本と場所を変えて人々を楽しませてくれたメリーゴーランドは再び流浪の旅に出るようです。
写真はよこはまコスモワールドのメリーゴーランド
このメリーゴーランドは、横浜にある横浜コスモワールドのものです。
メリーゴーランドには遊園地によって様々な名前がつけてありますが、コスモワールドの場合はメリーゴーランドと一般的な名前を使っています。
ビルが見える都市型遊園地である横浜コスモワールドのメリーゴーランドもなかなかいい雰囲気なので、乗ってみると楽しいと思います!
芸術的なメリーゴーランドのブリキ缶に入ったお菓子
イギリスのチャーチル発!メリーゴーランド(カルーセル)のブリキ缶がかわいいお菓子の詰め合わせです。
コーヒーや紅茶にあるショートブレットビスケット・・よりもこの芸術作品のようなブリキ缶が欲しいですよね!
写真を撮ったよこはまコスモワールドの場所とクチコミ
横浜コスモワールドの場所です。
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