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<イメージガレージ> 豆知識的なことを書いたり撮影場所の紹介をしているブログです 

INFO 2023年6月28日 写真の扱いを変えたのでフォトカテゴリとフォト検索で不具合があります。
2023年4月28日 リニューアル作業を開始しました。更新頻度が落ちると思いますがよろしくお願いします。
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アブラゼミの交尾

アブラゼミの交尾の写真です。セミは限られた地上での時間の中で、子孫を残すため交尾し卵を産んで一生を終えます。地下での長い生活を経て、子孫を残すためだけに地上に出てくるのです。

 

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セミの成虫の寿命は案外長い!でも、外敵が多く長く生きるのは難しい

セミは地上に出てから一週間しか生きられないと教えられてきましたが、どうやらそれは俗説で条件が整えば1ヶ月程度は生きられるそうです。そんなに地上で生きられるのって意外ですね!

しかし、セミは外的や天敵がとても多いため、実際に1ヶ月の間生き残れるかというとなかなか難しいようです。主な外敵は、人間、カラスやヒヨドリなど鳥全般、猫、蜂、蜘蛛や蟻などです。

おおよそ肉食の生物がセミを見たらカモ以外の何物でもなく、すぐに狙われてしまう存在なので、蜘蛛の巣にひっかかったり、鳥に追いかけ回されていたり、猫に遊ばれていたりするセミは、気にしていれば案外見かけることが出来ます。

 

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セミは交尾して卵を産めれば勝ち組!

そんな外敵が多い地上へセミが出てくるのは交尾のためです。そのためにオスは鳴き、メスへの合図を出しています。外敵のことを考えると居場所を知られるリスクは高くなりますが、鳴くことによって他の虫よりもオスとメスが出会う確率が高いとも言われています。

ちなみにメスは1度の交尾のみしかせず、オスは複数回の交尾ができます。オスとメスの比率はだいたい1:1なので、あぶれてしまうオスも出てきます。せっかく地上へ出てきたのだから交尾させてあげたいですが、37%のオスが交尾出来ずに死んでいくそうです。

 

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セミの卵はどこに産むの?

地下から幼虫が出てくるのは有名ですが、卵は地下に生むわけではありません。夏の間に交尾しおえた雌のセミは、細い産卵管を樹皮に刺し込み卵を産みます。樹皮はかたいため、何度も刺しなおしながら少しずつ卵を生んでいくのです。

 

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卵からかえった幼虫は土の上に落下し、6年間の地下生活が始まる

5月〜6月の梅雨シーズンの雨の降った日に孵化し、木の表面に出てきた後、雨で柔らかくなった土の上に落ちていきます。そこから地下にもぐり、長い長い地下での生活が始まるのです。

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