横浜市中区の山手地区にある洋館「エリスマン邸」の写真です。エリスマン邸は、外人墓地に眠る貿易商・フリッツ・エリスマンの邸宅でした。

アントニン・レーモンドが独立した頃に設計されたエリスマン邸

エリスマン邸はチェコ出身のアントニン・レーモンドが設計しました。直線的なデザインがとても綺麗です。

水平ラインが強調されてみえる家ですが、よく見ると1階は外壁の板が縦に張っており、2階部分は横に張ってありますね

レーモンドは世界的に有名だったフランク・ロイド・ライトの助手として来日したのですが、独立したての頃にエリスマン邸を設計したそうです。

そのため直線的でモダンなライトのデザインが色濃く残っており、この縦横ラインの組み合わせもライトの面影が残っていると言われています。

レーモンドは自分の作風を追求し近代建築の父とまでよばれましたが、独自のスタイルが出来るまでの課程も楽しめる家としても知られているんですよ。

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