水滴のついた葉っぱの写真です。葉を汚れにくくしたりするために水をはじく植物が多いみたいですね。

身近な所にたくさんある、葉っぱが水をはじく仕組み
引力に負けることなく球形になっている雨のしずくの写真です。表面張力でこの球形を保っているわけですが、植物の種類によっても水をはじきやすい、はじきにくいがあります。
一般的な植物は、クチンと呼ばれる蝋の上にワックスの粒があるクチクラ層が水をはじきます。水をはじきやすい植物はそれに加えて葉っぱの作りにも工夫があります。
水をはじきやすい代表選手としては、サトイモやハスの葉っぱ。(写真の植物はたぶんですが、ジューンベリー・・・。)
ハス科などの植物がこのように水をはじくのは、細かな凸凹が葉っぱの表面にあるからで、ロータス効果と呼ばれています。
泥が多い沼などにあっても葉はきれいなのはこのためで、水滴は虫や泥などをからめとりながら転がり落ち、葉の表面を汚れにくくしています。
ロータス効果(ハスの英名はロータス)とよばれ、塗料、食品容器、傘、しゃもじなど様々な所で応用されているんですよ。
植物の葉にはワックス成分もあるためどの植物でもある程度の撥水性はありますが、ハスなどの葉は、水を通さない大きさの細かな凸凹によってより水を浮かせているということですね。
その他、バラの花弁に見られる滴がくっつく現象もあります。角度をつけて下を向けても滴が落ちない花弁効果というのもあります。葉っぱを見つけたら水滴を是非眺めてみてくださいね。
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