横浜の山下公園に係留されている氷川丸の船尾の写真です。横浜の観光地で私が大好きな風景の1つなんです。
それに戦争を生き抜いた船が静かに余生を送っている姿で平和な日本を感じることも出来ますよね。
奇跡的に生き残った船、氷川丸
日本とアメリカを結ぶ貨客船として建造された氷川丸は太平洋横断を254回しました。
平和な時代は貨客船として、戦争中は病院船として、戦後は日本人の引き揚げなどに、戦後は再び貨客船として活躍。
激動の時代を生き抜いた船は横浜の象徴として余生を過ごしています。
氷川丸の姉妹船である平安丸はもちろん、太平洋の女王と呼ばれた鎌倉丸(秩父丸)や浅間丸、龍田丸も撃沈されました。
民間人や学童をのせて日本へ航行中に沈められた船もあり、その記録を書いた本を読んだ時は涙がこぼれました。
物資を運ぶために日本郵船の快速貨物船などが徴用され185隻沈められたのです。
戦争を生き残っただけでも奇跡なのに、今でも氷川丸の姿が見れるのもまた奇跡なんですよ!
曲線が素敵な氷川丸の船尾
氷川丸は昔の船なので今の船には見られない造形がとても美しいです。
現代の貨物線は船尾がストンとカットされているものが多く、クルーズ船も断崖のような船尾になっています。
効率面を考えてこのようになっていると思いますが、シャープな船体から綺麗な曲線を描いて突き出る氷川丸の船尾は本当にグラマーなんですよね。
戦後に作られた客船もグラマーな船尾姿の船もありましたが、その時代の船もすでに廃船になっており、なかなかこういう形のものを見る事は出来ません。
古き良き時代も感じられるこの氷川丸の船尾、ずっと眺めていられます!
氷川丸の写真見れます
氷川丸の写真は他にもあります。かつて船体が緑色だった時のものも掲載しています。
かつての横浜を写した貴重な写真だと思いますので、是非ご覧ください。
氷川丸は横浜の山下公園で見れます
写真の氷川丸は横浜の山下公園で撮影しています。その他大桟橋やシーバスという船にのって沖から眺めるのもまた良いですよ。
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