埼玉県飯能市の「子ノ権現天龍寺(ねのごんげん てんりゅうじ)」にある仁王像の写真です。鮮やかなオレンジ色の仁王像は迫力もありますが、愛嬌もありますね。

花井探嶺氏によって造像されたコンクリート製の仁王像
「子ノ権現天龍寺(ねのごんげんてんりゅうじ)」の黒門の向こうに立っているのが鮮やかなオレンジ色をした仁王像です。
この仁王像は1936年(昭和11年)に彫刻家の花井探嶺氏によって造られました。
仏師・花井探嶺氏はコンクリート彫刻家としても知られている人物で、子ノ権現天龍寺の仁王像もコンクリート製です。
仁王像も見事ですが台座もとてもいいので、じっくり見ても楽しめます。
とても勇壮な姿をしている仁王像ですが、邪悪な者を退治し、仏法を護持しようとする意味が込められているそうです。

仁王像の阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)
仁王像は一般的には阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の二体一組で配置されています。
通常は向かって右側が阿形像、左側が吽形像です。阿形像は口を開け、吽形像は口を閉じています。
配置は必ずこうというわけではないので、逆になっている場合もあるので口の開きで判断するほうがいいかもしれませんね。
ちなみに、阿・吽は物事のはじまりと終わりを示しているそうです。

足腰守護の神仏として知られる、子の権現天龍寺
子ノ権現天龍寺は、標高640mにある天台宗のお寺です。登山道が通っているので登山で訪れる人も多いです。
山の上にあるからか、足腰守護の神仏として信仰されており、日本一の鉄わらじや巨大なハイヒールなどが飾られています。
子ノ権現天龍寺については、本堂などの写真を掲載したときにまた詳しく書いてみたいと思います。

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