大桟橋の入出国ロビーには柱がなく、くじらのおなかとも呼ばれる大空間になっています。
柱のない大空間を持つ大桟橋の建物内部
横浜にある大桟橋の入出国ロビーです。大桟橋は日本や海外からの客船が接岸する桟橋なので、このロビーで乗船を待ったり、入出国の審査が行われます。
2002年に竣工した大桟橋のこの入出国ロビーには柱がありません。
天井部分に三角錐を組み合わせたような構造、壁面を強化ガラスウォールとし、この大空間から柱を取り去り、最大約1200人を収容できる場所になっています。
本来の入出国としての役割以外にも、イベントや物販、競技などにも使える広さを持つ多目的な空間で、「くじらのおなか」という愛称も持っています。
入出国の審査はどこで行われるの?
入出国ロビーの名前が付いているこの場所ですが、空港のような入出国を手続きする場所は常設はされていません。外国からの客船が来るときに、空間を仕切り、CIQプラザという税関・検疫・入出国の管理をするブースを仮設します。
外国船がきても停泊中はそれほど人を見かけませんが、入出国の審査が行われる時間になると多くの人達がこの空間に集まり、大桟橋も日本の玄関としての役割を果たしているということを強く感じられる場所になるんですよ。
「くじらのおなか」も「くじらのせなか」も見応えあり
「くじらのおなか」とも呼ばれる室内空間をご紹介しましたが、「くじらのせなか」と呼ばれる屋外のウッドデッキも見応えがあります。
国際コンペ660件の応募から選ばれた大桟橋のデザイン((アレハンドロ・ザエラ・ポロとファッシド・ムサヴィの設計)は、建築物としても見応えがありますので、横浜へ来たら是非一度訪ねてみてくださいね。
くじらのお腹の中はどうなっているか興味があれば是非
くじらなどの研究者である松田さんの本です。漂着したくじらのお腹の中などを調べており(ストランディング)、食性研究などをわかりやすく解説しています。
いったい本当のくじらのお腹の中はどうなっているのか、松田さんがストランディングを何故始めたのか、まったく未知の世界が面白く描かれています。
大桟橋の写真一覧はこちら
こちらで「大桟橋」の写真が見れます。その他の「大桟橋」の写真も是非ご覧ください。
大桟橋の場所とクチコミ
海上の埠頭の上のウッドデッキから、赤レンガ倉庫があるみなとみらい方面や、山下公園、ベイブリッジなどを眺めることが出来ます。建物も景色も素晴らしい場所です。
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