横浜を代表する観光スポットのひとつであり、横浜の歴史を学ぶ上でも貴重な場所が「横浜外人墓地」です。
西洋の文化が入ってきた横浜で活躍し、日本の発展に貢献した外国人たちが眠っている墓地だからです。
いったい外人墓地にはどんな人が眠っているのか、少し紹介したいと思います。
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亡くなったアメリカ水兵のために作られた墓地
横浜外人墓地のはじまりは、アメリカ海軍の水兵の墓地用意してほしいとアメリカが幕府に要求したからと言われています。
横浜港に寄港したアメリカ海軍のミシシッピ号の水兵(ロバート・ウィリアムズ)がマストから転落死をおこし、埋葬場所がなかったからです。
水兵だったからかでしょうが、アメリカのペリーは海が見える所に墓地を作って欲しいと要求してきたそうです。
その要求を受けて幕府は増徳院というお寺の境内に外国人のための墓を作って埋葬したのです。
歴史的な意味を持つ特別な墓地
だんだんと外国人が来日するようになると、日本で亡くなる方も増えてきます。
埋葬される人も増えたため、1861年(文久元年)に外国人用の墓地が正式に誕生しました。
お墓がなんで横浜の代表的な観光地なのは、西洋文化が入り発展してきた横浜の歴史や人物が多く眠っている特別なスポットだからです。
横浜には観光スポットが出来ましたが、横浜の歴史が凝縮されているという意味で「横浜外人墓地」別格な場所なのですよね。
横浜外人墓地にはどんな人が眠っているの?
その横浜外人墓地には、当時を生きた40カ国4400人あまりの方が眠っていますが、どんな方が眠っていると思いますか?
まずは、横浜の発展に寄与し日本を愛した外国人を想像するかなと思います。
例えば、様々な建築物を設計したジェイ・ハーバート(ヒル)・モーガン。
旧根岸競馬場一等馬見所、横浜山手聖公会、べーリックホールなど多くの建築を残しました。
フェリス女学院の創立者であるメアリー・キダーや校長のジェニー・カイパーも眠っています。
教育面などにおいて日本に大きく寄与しました。
学校関係でいえば、横浜共立学園のルイーズ・ピアソンやジュリア・クロスビーも眠っています。
横浜ではフェリス女学院と並んで有名な学校ですよね。
代表的な人を少し紹介しましたが、活躍した方以外も多く眠っています、意外と多いのは外国人殺傷事件によって殺害された方々です。
有名な所では生麦事件で犠牲になったリチャードソンですかね。
航海の途中で亡くなってしまった船乗りなど、名もしらない方々も多く埋葬されているんですよ。
横浜の外人墓地に眠る人についてもっと知りたい人に
横浜の外人墓地には、貿易や産業を担った人、教育に生涯を捧げた人など活躍をした人の他にも、殺傷事件の犠牲者や不慮の事故で亡くなった方も多く眠っています。
さまざまな日本で土となった人たちの物語がこちらで読めますので、外人墓地に眠る人に興味が湧いたら是非読んでみてください。
横浜外人墓地は見学もできる
横浜の外人墓地は普段は中に入ることが出来ませんが、土・日・祝日の12時〜16時まで、維持管理のための300円程度の募金をすると、敷地内を見学することが出来ます。
10分程度で回れるコースには、歴史に残る人達のお墓も見ることができ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ます。
横浜在住の方でもあまり墓地内に入った事のない方も多いと思いますので、墓地内を見学してみるといいですよ。
時間は限られていますが、土・日・祝日なら行きやすいと思います。
募金公開予定はこちらで確認できます。
横浜外人墓地の場所やクチコミはこちら
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