春を告げる花として桜と同時期に咲くのがチューリップですが、最近では冬の寒さの中チューリップが咲き誇るニュースを目にしたりしますよね!
冬の寒さの中で花をさかせるアイスチューリップの球根の作り方について簡単にご紹介したいと思います。

アイスチューリップが冬に咲くのは、春と勘違いさせているから
アイスチューリップという冬に咲く品種があるわけではなく、チューリップに春とご認識させて花を咲かせています。
種苗会社でのアイスチューリップの苗の作り方は、まずポットにチューリップの球根を植えて根を成長させて冷蔵施設に長期保管します。時期がきたら冷蔵施設から取り出し春が来たとチューリップに錯覚させるのです。
アイスチューリップを手軽に育ててみたいなら、種苗会社からポットに植えてある球根を買って育てるのがラクチンです。気温が低い時に咲くため、花持ちもよく1か月ほどチューリップが楽しめるのも魅力です。

アイスチューリップは球根は自分で作れる?
長期間の冷蔵保管がキモですので、仕組みが分かれば自分の家でアイスチューリップをチャレンジすることが出来ます。
まず品種ですが、アイスチューリップに向いていると言われているのは、トライアンフ系やユリ咲系の早生タイプです(そうでないものでも成功する場合も多いです)。
自分でやる場合はポットにいれて冷蔵庫を占拠させることはできませんので、チューリップの球根を紙袋に入れるか新聞紙などで包んで球根のまま冷蔵します。
その球根を、5〜10度くらいで約3カ月ほど冷蔵保存。温度が適しているのは野菜室あるいは冷蔵室です。冬に咲かせたいので、晩夏から初秋あたりから始める感じです。
時期がきたら冷蔵庫から取り出し鉢などに植えます。外に置くのであれば日のあたる温かい所を選んで下さい。
うまく芽吹いたら、花が咲くまでの間も楽しくて仕方ないですよ!

写真を撮影した上野恩賜公園の場所はこちら
例年、上野恩賜公園の竹の台広場・大噴水の所にアイスチューリップがあります。冬にチューリップを見たくなったら是非。
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