ずんぐりむっくりしたスタイルが愛らしい大井町線を走る東急5000系電車(初代)の写真です。

大幅な軽量化を実現した東急5000系電車(初代)
大井町線を走る東急5000系電車(初代)です。青ガエルと呼ばれたこの電車は今でこそノスタルジックに感じますが、最新の技術が詰め込まれた電車でした。
モノコック構造を応用した超軽量構造を採用し、これまでの電車とは一線を画すほどの高性能と快適性を実現。車体の重量を比較すると旧型に比べて30%以上も軽量化したのです。
アメリカから技術導入したた電装機器なども取り入れ、お客様の音や快適性は格段に向上。また鉄道会社としても電力使用量や保守などの負担も軽くなったのです

東横線のエース車輌として活躍
1954年(昭和29年)に東急東横線で運用されはじめ、東横線のエース車輌として1980年(昭和55年)まで活躍しました。東横線以外でも、田園都市線、大井町線、目蒲線などで1986年(昭和61年)まで使用されました。
この車輌は超軽量で1〜2両編成でも走行可能だったため、地方のローカル線にも注目されました。長野電鉄、福島交通、岳南鉄道、熊本電気鉄道、上田交通(現上田電鉄)、松本電気鉄道(現アルピコ交通)で活躍。生産された105両のうち約70両が譲渡されるほどの人気車輌でした。
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