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水の入った新横浜公園の多目的遊水池

鶴見川の氾濫から町を守ってくれているのが新横浜にある新横浜公園です。日産スタジアムもあるこの公園は、台風の時に遊水池として機能し町を水害から守ってくれます。

今回はこの新横浜公園の多目的遊水池と鶴見川について書いてみたいと思います。

 

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新横浜公園にある鶴見川多目的遊水池の効果は絶大

日産スタジアムがある横浜市港北区の新横浜公園は、ランニングや野球、サッカー、テニス、スケートボードなどのスポーツを楽しめる公園になっています。

しかし台風などで鶴見川が増水したときは、洪水から町を守るために水を引き入れいったん蓄えておく遊水池にもなっています。

増水が激しい時は、なんと日産スタジアムの下にある駐車場まで水が引き入れられ、川の氾濫を防ぐのです。

私が子どもの頃にも洪水被害があり、知り合いの家が床下浸水をしたりしていました。台風で大雨が降るたびに祖母が大水を心配していたことを思い出します。

しかし2003年から新横浜公園の多目的遊水池が運用されはじめると、川の水をコントロールできるようになりほとんど洪水の被害がなくなりました。

 

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暴れ川と呼ばれた鶴見川

日本の三大暴れ川にははいってはおりませんが、昔から鶴見川はたびたび洪水被害を起こし、全国的に暴れ川として知られていました。

鶴見川が比較的短い川であること、都市化が進んだエリアを流れること、流域の7割が丘陵や大地になっていることなどから、雨が降ると一気に増水して氾濫したのです。

特に川の中流あたりにある新横浜一帯は、平坦で緩やかな低地になるため、上流からきた雨が一気に溜まり洪水を起こす場所として知られていました。

そんな台風で水害を起こしやすい鶴見川の治水を考え、新横浜一帯に巨大な遊水池を作ることが計画されました。

そして治水対策の切り札として多目的遊水池として新横浜公園の整備が進められたのです。

 

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昨年(2019年)の台風19号は過去3番目

新横浜公園の多目的遊水池は、段階的に水を引き入れ、最終的には日産スタジアムの下にまで水を引き入れられるように設計されています。

日産スタジアムの駐車場の柱には水位を計る数字が書かれているのです。

たびたび訪れる雨がすごい台風の時は、その駐車場にも水が入ります。今までで一番貯留したのは2014年の台風18号。

153万6000立法メートルを貯留したそうで、東京ドーム1個分よりも多い水の量でした。

その次が2004年の台風22号で125万立方メートル。そして昨年2019年の台風19が93万6000立法メートルでした。

これからも鶴見川を上手くコントロールして水害から守って欲しいですね!

 

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新横浜公園の場所はこちらです。

最寄り駅はJR横浜線の小机駅、あるいはJR横浜線・市営地下鉄線の新横浜駅になります。

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