金沢の主計町茶屋街にあるあかり坂と八巻というお店の提灯の写真です。ふぉても雰囲気のある路地で素敵でした。

五木寛之が名付けたあかり坂
石川県・金沢市の主計町茶屋街にあるあかり坂の写真です。主計町茶屋街は、浅野川のほとりにある歴史的なエリアです。有名観光地の東茶屋街から川を渡ってすぐのところにありますが、こちらは思ったよりも観光客は少なく、落ち着いた雰囲気の場所です。
川のほとりがメイン通りなのですが、裏通りの路地がこの主計町の魅力です。その古い建物の間を通る路地の中に、「あかり坂」と「暗がり坂」という2つの平行する坂道があり、尾張町と主計町茶屋街を結んでいます。
この写真のあかり坂は、主計町にゆかりのある作家の五木寛之氏が、小説の中であかり坂と名付けたそうで、階段の下のあかり坂の石の横には、「暗い夜のなかに明かりをともすような美しい作品を書いた鏡花を偲んで、あかり坂と名づけた。あかり坂は、また、上がり坂の意(こころ)でもある。」と掘られています。
五木寛之の「金沢あかり坂」の本を紹介します。もし興味があれば是非読んでみてください。

被写体としても人気のある「八巻」さんの提灯
あかり坂の手前にある「八巻」さんのちょうちんも情緒があります。中の様子はまったく分かりませんが、町家バーのようです。一見さんはお断りらしいので、行ってみたくてもなかなか行ける所ではないのが残念ですが、そのようなお店が多いからこそ、東茶屋街とは違った雰囲気が残っているのでしょうね。

あかり坂と平行して通る暗がり坂
暗がり坂の記事と写真はこちらです。

主計町茶屋街・あかり坂の場所
あかり坂の場所はこちらです。
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