埼玉県日高市の巾着田にある「あいあい橋」は、直線と曲線を上手に組み合わせた三次元的な造りです。
見る角度によって女性的に見えたり男性的に見えたり、美しい姿とともに凝った造りも楽しめます。
建築物を眺めるのが好きならば必見の橋である「あいあい橋」の魅力を、写真とともに紹介出来ればと思います!
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日本最長級の木造トラス橋が美しい
埼玉県の巾着田は彼岸花でよく知られる公園ですが、「あいあい橋」という面白い構造の美しい橋があります。
その橋は巾着田の中を流れる高麗川に架かる歩行者専用の橋で、1996年(平成8年)3月に完成した日本最長の木造トラス橋。
全長は91.2m、幅2.5m〜5.1mで歩くための橋桁は太くなったり細くなったりして変化がついています。
圧巻なのは、トラス構造と呼ばれる三角形を組み合わせて強度をだす構造や木と鉄の組み合わせで、それがとても美しいのです。
木材と金属をうまく組み合わせた橋
実際に橋を眺めてみると、茶色い木が緑の自然にとてもマッチしています。
遠目では木造だけの構造に見えるのですが、橋の下へ行ってみるとワイヤーや金属金具を多用していることが分かります。
基本的には木造の構造物なのだと思いますが、ワイヤーも使用して強度や安全性も担保しているみたいですね。
この少し主張したワイヤーや金属金具も美しさに磨きをかけており、近代的でスタイリッシュなイメージで感動しました。
彩の国さいたま景観賞を受賞
巾着田は彼岸花が有名な公園ですが、普段は地元の方がのんびりと散歩している緑が美しい場所です。
そんな緑溢れる林の中で、木材の色が自然や周辺の環境に溶け込みんでいるのが素晴らしい!
木材とワイヤーがうまく絡み合って川に架かる姿がとても美しいんですよね。
いくらでも眺めていられそうな景観の橋は、「彩の国さいたま景観賞」を1996年(平成8年)11月に受賞しているそうです。
曲線を多用している3次元的デザイン
構造物である木材一本一本は直線なのですが、それを上手に組み合わせることで曲線美も演出しているのが「あいあい橋」です。
トラス下側がアーチになっているというだけでなく、部分的に外側に膨らんでいたり、橋桁自体も太くなったり細くなったりしています。
トラス構造や木材の太さなどは男性的なのですが、その中に曲線を織り交ぜて女性的なカーブが多く取り入れられているんです。
木材とワイヤーが使われたその姿は、ずっと眺められるほどなんですよ。
橋桁も曲線の遊び心
橋の下側部分ばかり気になってしまいますが、橋桁の歩道部分にも上手に曲線美が取り入れられています。
歩くところ自体が太くなったり細くなったりしており、いい感じにアクセントになっているんですよね。
また、手すりなども上手にワイヤーを使っており、橋自体の雰囲気が統一されながらとても凝った造りになっています。
彼岸花シーズン以外にゆっくり見て欲しい
彼岸花シーズンは来園者も多く、どちらかというと彼岸花を見て満足してしまいます。
不思議な曲線美つ「あいあい橋」、は人が少ないシーズンにじっくりと眺めて欲しいですね!
埼玉県・日高市の観光スポットを探そう!
巾着田や高麗神社のある日高市ですが、他にも散策が楽しいスポットがあります。
いくつかの散策スポットを組み合わせて楽しむと良いですね!
あいあい橋の場所はこちら
「あいあい橋」は、彼岸花で知られる巾着田の中にあります。
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