日本のお料理に香り付けとしてよく使われる柚子。中国原産であるにも関わらず日本の味覚として確固たる地位を築いている冬の果物です。

中国からやってきたホンユズ
ミカン属の属するホンユズは、独特の良い香りがある柑橘類の1つでです。最近よく見かける小型で早熟性のハナユズとは別種で、ボールほどの大きさがある昔ながらの柚子です。
柚子の原産地は中国の揚子江上流で、中国から日本へ伝わり各地で栽培されはじめました。飛鳥時代・奈良時代にはすでに日本へ入ってきている記載が歴史書に残っています。

日本ならではの料理や調味料に使われる柚子
中国から入ってきた柚子ですが、日本が一番の生産量や消費量です寒さにとても強いため、東北地方まで栽培が可能なのも特徴です。ちなみに柚子の国内生産量日本一は高知県です。
。お風呂に入れて使うゆず湯や、お正月には紅白なますに入れて風味を足したりもします。その他にもお蕎麦やラーメンなどの様々なお料理に柚子の香りを付けるために使われます。
香りだけでなく、砂糖漬けにして柚子そのものを楽しんだり、ジャムにするのも定番です。またホンユズが青い時期い収穫し、柚子胡椒などの調味料にする場合もあります。

5弁花の可愛らしい花を咲かせる柚子
柚子の木は上へ上へと伸び、大木になります。高さ4mほどになるといいますが、さらに大きな木もあります。冬の果実として収穫されす柚子の花期は5月頃の初夏になります。他の柑橘類と似た雰囲気の白くて可愛らしい花で、5弁花です。
柚子はなかなか実を付けないことでも有名で、実をならすまで9年とも18年とも言われています。下の花の写真の記事に実際の所はどうなのか書きましたので気になるようでしたら是非お読みください。
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