夕方の大桟橋からみなとみらい方面を見ると、空には「かなとこ雲」がかかっていました。ランドマークタワーのあたりから夕日も差し込みんでいい光景でした。
関東南部で目撃された「かなとこ雲」
2020年8月30日の夕方に山梨県方面に「かなとこ雲」が発生し、神奈川県の大桟橋からも眺めることができました。「かなとこ雲」は、東京や埼玉など関東南部で多くの人が目撃したようです。
「かなとこ雲」の名前の由来は?
さて、みなとみらいの向こうに見えている「かなとこ雲」ですが、成長した積乱雲の一種で頂上部分が平になっているものを指し、金属加工で使用する金床と形が似ているのが由来です。
ちなみに金属加工で使用する金床とはこういうものです(金床の写真を持っていないのでアマゾンリンクの写真です)。形がそっくりですね!
「かなとこ雲」が出来る原理は?
積乱雲は発達すると高く盛り上がっていきますが、対流圏界面(季節によっても変わりますが、赤道付近では17km、極地では8km)に達すると、雲は上に成長することが出来なくなります。
下から上昇気流でどんどん雲が成長しようとしているのに上へはいけないため、横へ平べったく広がっていくのですね。
「かなとこ雲」の真下はゲリラ豪雨の場合も多い
積乱雲が発達すると、集中豪雨やゲリラ豪雨が発生する場合があります。積乱雲が成長した「かなとこ雲」の真下もゲリラ豪雨と呼ばれる大雨が降っている場合も多いのです。
雲を見てみると、中心あたりは真っ黒くなっていますが、「かなとこ雲」があった関東北部や甲信越地方では、雷注意報や大雨注意報が発表されました。実際はどうなのか雨雲レーダーで見てみると、山梨県で部分的に真っ赤になっていました。
この写真を撮影した大桟橋の場所とクチコミ
山梨県はゲリラ豪雨だったようですが、撮影をした大桟橋は基本的に青空でした。夕日とともにみなとみらい地区にかかる「かなとこ雲」も見れて良かったです。もちろん大桟橋は夕日だけでも楽しめる場所なので、みなとみらい地区の向こうに沈む太陽を楽しんで下さいね!
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