東急東横線の綱島〜大倉山間にある鶴見川の上にある鉄橋の写真です。夕方の空と電車の架線のシルエットがとてもいい雰囲気でした。

東急線の架線に流れる電流の電圧はどのくらい?
電車はパンタグラフなどを架線に接触させ、架線から電気を供給してもらいながら走りますが、電圧は何ボルトあるかご存じですか?
家庭用のコンセントは交流100ボルトですが、この架線にはなんと直流1500ボルトの電流が流れています。直流1500ボルトの電流は電車にとっては現在の一般的な電圧で、東急線では1991年(平成3年)に直流750ボルトから直流1500ボルトに昇圧されました。
ですので、東急線のモーターは直流1500ボルトで駆動しており、蛍光灯などのための電流は、電圧を100Vに変えて使っているのです。

他の電車の架線の電圧は?
東急線などの私鉄やJR、公営交通など、多くの鉄道で直流1500ボルトを採用していますが、地方の私鉄や公営交通では、600Vや750Vも使われている場合があります。また、九州、北陸、東北、北海道のJR在来線は、交流20,000ボルト、新幹線は交流25,000ボルトが採用されています。

写真を撮影した東急東横線・綱島〜大倉山間の鉄橋の場所
綱島駅から鶴見川へ行けばこの鉄橋を見ることができます。
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