横浜市港北区にある大倉山記念館の写真です。大倉山記念館は、クレタ・ミケーネ様式(プレ・ヘレニック様式)と呼ばれる珍しい建築様式で建てられているんですよ。
ギリシア様式以前の建築様式で建てられた大倉山記念館
横浜市指定有形文化財にも指定されている大倉山記念館は、1932年(昭和7年)に建築されました。大倉邦彦氏が発注し、設計は建築家の長野宇治氏です。
この建物は柱などがとても特徴的でみるからにギリシア風の建物ですが、世界的にも珍しい古代ギリシア以前のクレタ・ミケーネ様式(プレ・ヘレニック様式)に東洋の意匠を取り入れて建てられています。
設計した長野宇治氏はギリシア以前の建築様式という意味でプレ・ヘレニック様式(ギリシアの前身)と呼んでおり、クレタ文明やミケーネ文明の建築様式を意識して建てたのです。
この様式で特徴的なのは根元が細い柱。建物最上部の柱も根元が細くなっているのが分かるでしょうか?屋内にはいったホールでも根元が細い柱があったりするので、気にしてみてみると面白いですよ。
他にも大倉山記念館の写真
大倉山記念館の写真は他にもありますので、是非チェックしてみてくださいね。
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