東京タワーの下に設置されているモニュメント「333mの記憶」の写真です。
実際に東京タワーで使われていたアンテナで、東京タワーが電波塔だったことを強く感じることが出来るモニュメントです。
東京タワー最頂部のアンテナで造られたモニュメント
2020年3月に東京タワーの前(芝公園側)に設置されたのが「333mの記憶」というモニュメントです。このモニュメントは実際に東京タワー最頂部にあったアンテナと支柱の一部で造られています。
実際にこのアンテナが設置されていたのは、1958年(昭和33年)の東京タワー完成時から、アナログ放送が終了した2011年(平成23年)まで。約52年間も関東一円に電波を送り続けました。
東京タワーが高さ333mだった理由
東京タワーは昭和33年に開業した高さ333mの電波塔です。3という数字が並ぶこの数字に意味はあったのでしょうか?結論からいうと、これは偶然の一致で科学的な計算のもと333mで設計されました。
333mという高さは、東京地区のVHFテレビ7局と、将来開局予定のUHFテレビ局が、水戸〜銚子〜沼津〜甲府を結ぶ関東一円に電波を送る際にどの程度の高さが必要か専門家が検討した結果決まった数値なのです。
もちろん当時世界一の高さを誇ったエッフェル塔の324m(当時約320m)を抜いて、日本の技術で世界一の高さの塔を建てたいという思いもありました。
設計は、戦前から数々の鉄塔の設計を手がけ、塔博士と呼ばれた内藤多仲氏という建築家。内藤多仲氏は、東京タワーの他、名古屋テレビ塔、通天閣(2代目)、別府タワー、さっぽろテレビ塔、博多ポートタワーも手がけました。
東京タワーの写真あります
東京タワーの写真は他にもあります。こちらも是非ご覧ください。
333mの記憶・東京タワーのアンテナモニュメントの場所はこちら
モニュメント「333mの記憶」は、東京タワーの南東側にありますので、立ち寄った際には是非じっくり見てみてくださいね。
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