山中城の堀はワッフルのような形状をしていることで知られています。石を使わず独特の形状を持つ面白いお城です。
今回はこの静岡県三島市にある山中城を紹介しようと思います。

日本100名城にも選ばれている、石を使っていない珍しいお城
静岡県三島市にある山中城の写真です。お城には大きく分けて平城と山城がありますが、こちらは山の中にある山城です。
戦国末期に小田原に本城を置いた後北条氏によって築城され、小田原城の支城として位置づけられてます。
地味に見えるお城ですが、歴史や技術などが評価され日本百名城にも選ばれているんです。
山中城は標高580mにあり、東西に500メートル、南北に1,000メートルに及びます。
そして石を使っていない珍しい城ととしても知られており、地形をうまく使った土塁や堀などとても見ごたえがあります。

ワッフルのような障子堀が面白いお城
山中城の大きな見所は障子堀というワッフルのような窪みがある堀です。
風化を抑えるために芝が張られていますが、城として機能していた時は関東ローム層の粘土質の土がむき出しでした。
とても滑る急な壁を越えていくことだけでも大変なのに、何層もの区切りがあるため、兵の行動はより制限されます。
なかなか這い上がれない兵を上から狙い撃つというように使われる堀なのです。
とても効果的な堀を持つ山中城でしたが、戦では7万とも言われる豊臣軍の攻撃に、4千の兵で対抗した北条軍・・・わずか半日で攻め落とされてしまいした。
圧倒的人数で来られたらひとたまりもないですが、拮抗した人数であればとても恐ろしい堀を持っていたのです。

山中城の場所やクチコミ
地味に思える城跡ですが、ここはお城に興味がなくても面白いと思いますので、近くへ行った際には是非見学してみて下さいね。
コメントはありません