金沢駅を出て目に入る大迫力の鼓門(つづみもん)は、能楽で使われる鼓の調緒をイメージして作られました。木をくみあわせてらせん状にした柱や格子状の建造物はとても美しく迫力もあります。
能楽の鼓の調緒をイメージして作られた鼓門(つづみもん)
金沢駅兼六園口を出た金沢駅東広場には、シンボルとして親しまれている鼓門があります。この和テイストの大迫力の鼓門は、能楽で使われる鼓をイメージされています。能楽は金沢では古くから盛んな地域で、伝統芸能として親しまれています。
鼓をイメージしたこの鼓門の高さは13.7mあり、左右2本の柱で支えられています。直線の柱をらせん状に斜めに組み合わせて作られた柱はとても美しいですね。
見ての通り、この柱は能楽の鼓の胴体部分にある調緒(鼓に使用されているロープ)のようですね。また四角い格子が曲線を描いている造形も見事で見入ってしまうこと間違いなしです。
鼓門(つづみもん)ともてなしドームを手がけたのは白江龍三氏
金沢の鼓門は、設計は金沢のコンサル企業の株式会社トデックと建築家の白江龍三氏が手がけています。白江龍三氏は数々の賞を受賞している建築家で、鼓門の後ろに見えているガラス張りのもてなしドームもデザインしています。
基本設計が終了した時期に、木造や瓦屋根などの歴史を感じさせるものが欲しいという要望が出て、木造の門をつくることになったそうです。近未来的なガラス張りのもてなしドームと歴史を感じる鼓門の対比もまた見応えがありますね。
この写真を撮影した鼓門(つづみもん)の場所とクチコミ
世界で最も美しい駅14選(2011トラベル&レジャーWEB版)にも選ばれ、堂々6位にランクインした鼓門は、金沢駅の兼六園口を出てすぐのところにあります。もてなしドームとともに、旅人を歓迎してくれるのが鼓門です。
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