石川県金沢市にある主計町茶屋街の写真です。川に面した通りから一本内側に入った場所で、左側に源法院というお寺があります。
ひがし茶屋街と比べると規模的には小さいですが、ひと目を忍んで神社から下ってこれる立地などがとても面白いです。
隠微さを感じることが出来る計町茶屋街
金沢の主計町茶屋街は、浅野川にそって茶屋建築の建物が並び、風情を感じることが出来る町です。
付近には観光地としてよく知られるひがし茶屋街がありますが、主計町茶屋街は規模も小さいながらかつての隠微な雰囲気が楽しめるのが魅力です。
主計町茶屋街は、かつては男達が芸妓さんに逢うためにこっそりと訪れたと言われていますが、そのための道である「暗がり坂」がありました。
「暗がり坂」は昼でも日が当たらない道から名付けられたそうですが、その道は神社へと続いており人の目を忍んで茶屋街へ来ることが出来たのです。
そんな道のある細い路地を歩きながら昔を想像すると、独特の隠微さを感じられることが出来て面白いですよ。
全国の花街や芸妓の世界を様々な観点から紹介する本
全国各地にある花街やそこで生きる芸妓さん、そしてそれを支える職人たちの今を記録した本です。
40年以上花街を撮っている溝縁氏の写真も美しく、各地の文化を含めながら、花街や芸妓のことを様々な観点から紹介。
京都だけでなく、東京、盛岡、金沢、大坂、松山、博多、長崎などの花街についても書かれており、内容が濃く読み応えがあります。
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