心霊スポットとしても知られる山梨県上野原市の雛鶴隧道(旧雛鶴トンネル)の写真です。新雛鶴トンネルが開通するまで旧道として使われていました。

雛鶴姫の悲劇
トンネルが通っているあたりにある雛鶴峠は南北朝時代の雛鶴姫の伝説が残っています。雛鶴という名称がついているのはそのためですね。
雛鶴姫は鎌倉で暗殺された護良親王(後醍醐天皇の皇子)の首を抱えながら雛鶴峠付近へやってきました。
雛鶴姫は夫である護良親王の首を持って鎌倉を脱出してこの峠へと来ましたが、親王の子を宿しており産気づいてしまったのです。
従者とともに助けを求めましたが、足利氏に咎められるのを恐れ誰も助けてくれません。
秋山無生野という地で自分達で出産をしたものの、冬の寒さや飢えから母子ともに亡くなってしまいます(諸説あるようです)。
雛鶴姫がご臨終の際には「ああ無情」と嘆き、無生野という地名になったとか・・・。

不気味な雛鶴隧道(旧雛鶴トンネル)
悲しい出来事のあったとされる雛鶴隧道(旧雛鶴トンネル)は心霊スポットとしても知られています。
付近では雛鶴姫のすすり泣く声が今でも聞こえるとか聞こえないとか・・・。
私は霊感がないので聞いたことがありませんが、それでもこの雛鶴隧道(旧雛鶴トンネル)は不気味な雰囲気が漂っています。
悪霊がたまっているとかそんな話もありますが、霊感がない私でもなんとなく近づきたくない雰囲気があります。
トンネルの中を覗くと引き込まれてしまいそうなんですよね。

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