2002年6月に起きた稚内の大火災の時の写真です。強い風も吹いたため31棟が燃え(内25棟が全焼)し、大きなニュースとなりました。

2002年(平成14年)の稚内の大火災
2002年(平成14年)6月29日〜30日にかけて、稚内の繁華街で大火災がありました。稚内中央小売市場の建物が全焼。消火に11時間を要しています。
火災の中心となった市場やその周辺は古い木造家屋が多く、出火元も昭和6年に建築された建物でした。
燃えやすい構造の木造家屋が密集していたことや、出火時には風速9m以上の風が吹いていたこともあり、道路を超えて広い範囲まで火災が広がりました。
幸いにも火事が起こったのは週末だったため、営業している店舗も少なくお客も少なかったのが幸いでした。
正式な消防署の事後の発表によると、焼失面積は8,845㎡、火災棟数31棟(全焼25棟、半焼2棟、部分焼4棟)。当時大きなニュースになりました。

日本一を2つ持っていた稚内公園ロープウェイ
火災とは関係ありませんが、写真の後ろにロープウェイが写っています。まだ山の上にはロープウェイ駅もありますね。
このロープウェイは2006年(平成18年)に廃止されましたが、当時まで日本最北端のロープウェイで、日本一短いロープウェイでした。
2つも日本一だったのに、観光ガイドでも紹介されず、知られることのなかった
稚内市が運営しており、当時の運賃は大人片道180円!往復だと240円!いくら今より物価が安かったとはいえ、設備の大きさの割にはメチャ安ですね。
もちろん廃止理由は、老朽化と赤字です・・・・。

当時火災のあった場所
当時火災のあった場所はこのあたりです。すでに20年がたちすっかり別の風景になっています。
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