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<イメージガレージ> 豆知識的なことを書いたり撮影場所の紹介をしているブログです 

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西武ドーム(ベルーナドーム)

埼玉県所沢市にある西武ドーム(ベルーナドーム)の横面の写真です。元にあった球場に後からドームを仮設し、壁がない球場としても知られています。

 

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風が通り抜ける壁面のない球場

ドーム球場というと半球体の屋根が覆う室内の球場を想像しますよね。しかし西武ドーム(ベルーナドーム)は、外の風が通り抜ける半屋外の球場なんです。

少し歴史を振り返ると、元々あった西武園球場を改修し、1979年に西武ライオンズの本拠地になりました。この時はまだ通常の屋外タイプの球場です。

ドーム化されたのは1999年。使用していた球場にドーム状の屋根を取り付け現在の形になりました。言ってみれば傘を取り付けたような設計だったわけですね。

ドームの屋根はV字型の24本の支柱いにょって支えられ、ドームが空中に浮いているような構造になっています。

 

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自然を感じられる設計が裏目に?夏場は厳しい暑さに

このような半屋外タイプなのは、自然の風が通り周辺の豊かな自然を感じられるというコンセプトからです。

個人的にはアウトドア感があって好きな球場なのですが、夏は暑く、冬は寒い、という欠点も出てきてしまいました。

冬はともかく夏場の気温上昇が設計者にとっては想定外だったのでしょう。

昔は日影にいれば涼しかった夏ですが、日影にいても暑い気候になりました。2000年初頭あたりまでは、風さえぬければ日影は涼しいというイメージがまだありましたからね。

しかし気温が上がってしまって、さらに風が吹かないと状況だと、このドームは暑さがこもりやすいのが分かるでしょう。

スタンドが盆地のような構造な上に、暑さが抜けるための上空にはドームで蓋をされてしまっているのですから・・・・。

そのドーム内の暑さは、観客はもちろんですが、野球をする選手が特に厳しくなりました。実際に熱中症になる選手も出ていたため、扇風機やベンチ内の冷蔵器などで暑さ対策はしてきました。

2021年に終わった改修では選手のベンチ前に空調設備が新設されました。選手が少しでも快適にプレー出来るようになったのは良かったですよね。

 

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西武ドーム(ベルーナドーム)の場所はこちら

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