太平洋の白鳥とも呼ばれ、54年間航海してきた日本丸のこと、ギネスブックにも掲載されたディーゼルエンジンのことについて今回は書いてみたいと思います。
54年間、航海練習船として航海した日本丸
横浜のみなとみらいの日本丸メモリアルパークに保存されている初代・日本丸は日本を代表する帆船でした。
1930年(昭和5年)に竣工し、引退は1984年(昭和59年)で、54年間にわたって活躍しました。
54年間の航海距離は183万キロで、地球を45.4周もしていることになります。
日本の商船学校の航海練習船として主に太平洋を航海しており、白く美しい姿から「太平洋の白鳥」と呼ばれ愛されていた船でした。
航海練習船として約11,500人を育てた初代日本丸ですが、2代目の日本丸II世にその役割をバトンタッチしました。
世界一稼働年数でギネスにも掲載された、日本丸のディーゼルエンジン
日本丸は帆船ですがでディーゼルエンジンが搭載されていました。誤解のないように言うと、現代の帆船には入出港時や非常時にはエンジンを使います。
また、航海練習でハワイまでは風の力で航海し、帰りはエンジンを使って帰ってくるということもしていました。
その日本丸に搭載されていたディーゼルエンジンは、国産初の池貝製・無期噴油式の舶用ディーゼルエンジン。
このエンジンもまた日本丸の船体とともに54年間の航海をしたのです。
54年2月20日4時間7分という稼働年数は、船舶用エンジンとしては世界一と認められ、1988年版のギネスブックに記録されたんですよ。
日本丸メモリアルパークの場所とクチコミ
いまだに海の上に浮いている初代・日本丸、桜木町からすぐのところで見れますので是非眺めてみて下さい。
帆船が好きになるマンガ!
なかなか珍しい帆船のマンガでめちゃめちゃ面白いです。主人公は操船能力が高く腕っぷしも強すぎるほどなので、読んでいて爽快感があります。
なにより作者が商船高校出身で帆船経験もあるため帆船の描写がリアルです。帆船に興味があってマンガが好きなら是非よんでみもらいたいマンガです。
コメントはありません